5月21日 教会の母聖マリア

第一朗読  使徒言行録 1:12-14
(イエス が天に昇られた後、)使徒たちは、「オリーブ畑」と呼ばれる山からエルサレムに戻って来た。この山はエルサレム近く、安息日にも歩くことが許される距離の所にある。彼らは都に入ると、 泊まっていた家の上の部屋に上がった。それは、ペトロ、ヨハネ、 アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルファイの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの子ユダであった。彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟ちと心を合わせて熱心に祈っていた。

福音朗読  ヨハネによる福音書 19:25-34
(そのとき、)イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエスの口もとに差し出した。イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。

その日は準備の日で、翌日は特別の安息日であったので、ユダヤ人たちは、安息日に遺体を十字架の上に残しておかないために、足を折って取り降ろすように、ピラトに願い出た。そこで、兵士たちが来て、イエスと一緒に十字架につけられた最初の男と、もう一人の男との足を折った。イエスのところに来てみると、既に死んでおられたので、その足は折らなかった。しかし、兵士の一人が槍でイエスのわき腹を刺した。すると、すぐ血と水とが流れ出た。

祈りのヒント
愛への渇きはわたしをどれほど疲弊させてしまうでしょうか。
イエスはどこまでもわたしたちを愛してくださるお方です。
ご自分が亡き後、わたしたちが困らないように、マリアを人類の母にしてくださいました。わたしたちはマリアの庇護のもとに愛の内に生きるよう招かれています。
イエスとマリアと共に生きる者は決して渇くことがありません。
(毎日のみことば 2018-05-21)

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