5月30日 年間第8火曜日

第一朗読  シラ書 35:1-12
律法を守ることは、多くの供え物に匹敵し、掟に心を留めることは、和解の献げ物に、他人の親切に報いることは、穀物の献げ物に、施しをすることは、感謝の献げ物に匹敵する。主に喜ばれるには、悪事に手を染めず、贖いを受けるには、不義に手を染めないことだ。献げ物を携えずに、主の御前に出てはならない。これらすべては掟が命じていることだから。正しい人の供え物は、祭壇に脂肪を滴らせ、その香ばしい香りはいと高き方の御前に昇る。正しい人のいけにえは、主に受け入れられ、記念の供え物は、忘れ去られることはない。あふれる心で主を賛美し、お前の労働の初穂を出し惜しみしてはならない。どのような献げ物も、喜びにあふれた顔で供え、喜んで十分の一を奉納せよ。いと高き方から、豊かに受けたのだから、あふれる心で、できるかぎりのものを献げよ。

福音朗読  マルコによる福音書 10:28-31
(そのとき、)ペトロがイエスに、「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました」と言いだした。イエスは言われた。「はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」

祈りのヒント
タイムパフォーマンスを上げることに躍起になっている現代人。同時進行で、いくつものタスクをこなそうとし、結局どれも中途半端のまま次のことに取り掛かる。先へ先へと走り続ける自由も、立ち止まって自然な呼吸に意識を戻す自由も、私たちには与えられている。
(毎日のみことば 2023-05-30)

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