毎日のみことば
6月14日 年間第11火曜日
第一朗読 列王記 上 21:17-20
(ナボトが死んだ後、)主の言葉がティシュベ人エリヤに臨んだ。「直ちに下って行き、サマリアに住むイスラエルの王アハブに会え。彼はナボトのぶどう畑を自分のものにしようと下って来て、そこにいる。彼に告げよ。『主はこう言われる。あなたは人を殺したうえに、その人の所有物を自分のものにしようとするのか。』また彼に告げよ。『主はこう言われる。犬の群れがナボトの血をなめたその場所で、あなたの血を犬の群れがなめることになる。』」アハブがエリヤに、「わたしの敵よ、わたしを見つけたのか」と言うと、エリヤは答えた。「そうだ。あなたは自分を売り渡して主の目に悪とされることに身をゆだねたからだ。『見よ、私はあなたに災いをくだし、あなたの子孫を除き去る。、イスラエルにおいて、アハブに属する男子を、つながれている者も解き放たれている者もすべて絶ち滅ぼす。わたしはあなたが招いた怒りのため、またイスラエルの人々に罪を犯させたため、あなたの家をネバトの子ヤロブアムの家と同じように、またアヒヤの子バシャの家と同じようにする。』主は、イゼベルにもこう言われる。『イゼベルはイズレエルの塁壁の中で、犬の群れの餌食になる。アハブに属する者は、町で死ねば犬に食われ、野で死ねば空の鳥の餌食になる。』」
アハブのように、主の目に悪とされることに身を委ねた者はいなかった。彼は、その妻イゼベルに唆のかされたのである。彼は、主がイスラエルの人々の前から追い払われたアモリ人と全く同じように偶像に従い、甚だしく忌まわしいことを行った。
アハブはこれらの言葉を聞くと、衣を引き裂き、粗布を身にまとって断食した。彼は粗布の上に横たわり、打ちひしがれて歩いた。そこで、主の言葉がティシュベ人エリヤに臨んだ。「アハブが私の前にへりくだったのを見たか。彼が私の前にへりくだったので、わたしは彼が生きている間は災いを下さない。その子の時代になってから、彼の家に災いを下す。」
福音朗読 マタイによる福音書 5:43-48
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」
祈りのヒント |
無条件の愛を求められるイエス。 それに応えようとしつつもなかなかそこまで踏み出せないわたし。 現実はそんなに簡単なものじゃないんだよ~という言葉を飲み込むわたし。 イエスを知ったからこそ、簡単なものではない生き方をするのではないか、 そんな問いをもらった箇所です。 |
(毎日のみことば 2022-06-14) |