6月15日 年間第10土曜日

第一朗読  列王記 上 19:19-21
(その日、エリヤは山は下り、)十二軛の牛を前に行かせて畑を耕しているシャファトの子エリシャに出会った。エリシャは、その十二番目の牛と共にいた。エリヤはそのそばを通り過ぎるとき、自分の外套を彼に投げかけた。エリシャは牛を捨てて、エリヤの後を追い、「わたしの父、わたしの母に別れの接吻をさせてください。それからあなたに従います」と言った。エリヤは答えた。「行って来なさい。わたしがあなたに何をしたというのか」と。
エリシャはエリヤを残して帰ると、一軛の牛を取って屠り、牛の装具を燃やしてその肉を煮、人々に振る舞って食べさせた。それから彼は立ってエリヤに従い、彼に仕えた。

福音朗読  マタイによる福音書 5:33-37
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。一切誓いを立ててはならない。天にかけて誓ってはならない。そこは神の玉座である。地にかけて誓ってはならない。そこは神の足台である。エルサレムにかけて誓ってはならない。そこは大王の都である。また、あなたの頭にかけて誓ってはならない。髪の毛一本すら、あなたは白くも黒くもできないからである。あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。それ以上のことは、悪い者から出るのである。」

祈りのヒント
全被造物に向けられている神の御心に対し、イエスは誓ってはならないという。人の誓う言葉は不完全。「決してつまずきません」というペトロの前例はわたしたち自身。人が誓うことの不確かさを認めよう。御父の言葉には「然り」、悪の誘惑の言葉には「否」を貫くイエス!
神に向かう素直な心に「然り」、自分に囚われる心に「否」をもって、自分の言葉ではなく、神の真実の言葉に従っていけますように。
(毎日のみことば 2024-06-15)

ページ上部へ戻る