6月20日 年間第11木曜日

第一朗読  シラ書 48:1-14
火のような預言者エリヤが登場した。彼の言葉は松明のように燃えていた。
彼は人々に飢饉をもたらし、その熱意をもって人々の数を減らした。
彼は主の言葉によって天を閉ざし、三度、火を降らせた。
エリヤよ、あなたはその驚くべき業のゆえに、どれほどほめたたえられたことだろうか。
あなたと等しく誇りうる者があろうか。
あなたはいと高き方の言葉によって 死者を死から、陰府から立ち上がらせた。
あなたは王たちを破滅に導き、名士たちを安眠の床から引きずり降ろした。
あなたはシナイ山で非難の言葉を聞き、また、ホレブの山で裁きの宣告を聞いて、
王たちに油を注いで報復させ、預言者たちに油を注いで後継者とした。
あなたは火の旋風に包まれ、火の馬の引く車に乗せられ天に上げられた。
あなたは、書き記されているとおり、定められた時に備える者。
神の怒りが激しくなる前に、これを静め、父の心を子に向けさせ、ヤコブの諸部族を立て直す者。
あなたを見る者、また、愛のうちに眠りについた者は幸いである。
確かに、わたしたちも生きるであろう。
エリヤが旋風の中に姿を隠したとき、エリシャはエリヤの霊に満たされた。
彼は生涯、どんな支配者にも動ずることなく、だれからも力で抑えつけられることはなかった。
彼にとって手に余ることは何もなく、死後もその体は預言の力を失わなかった。
彼は生きている間、不思議な業を行い、死後もなお驚くべき業を行った。

福音朗読  マタイによる福音書 6:7-15
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように。御国が来ますように。
御心が行われますように、天におけるように地の上にも。わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。
わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください。』
もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」

祈りのヒント
くどくどと言葉多く自分の願いを述べる祈りは、現代でも目にする光景ですが、ここで伝えたいことは真理の神と向き合いなさいということなのでしょう。私たちに「主の祈り」を教えてくださったイエスは、神はすべてご存知で赦しと愛に満ちた方だと表してくださいました。どうぞ私の思いではなくあなたの御心が行われますように。
(毎日のみことば 2024-06-20)

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