6月27日 年間第13月曜日

第一朗読  アモス書 2:6-10、13-16
主はこう言われる。イスラエルの三つの罪、四つの罪のゆえに わたしは決して赦さない。
彼らが正しい者を金で 貧しい者を靴一足の値で売ったからだ。
彼らは弱い者の頭を地の塵に踏みつけ悩む者の道を曲げている。
父も子も同じ女のもとに通い わたしの聖なる名を汚している。
祭壇のあるところではどこでも その傍らに質にとった衣を広げ
科料として取り立てたぶどう酒を 神殿の中で飲んでいる。
その行く手から アモリ人を滅ぼしたのはわたしだ。
彼らはレバノン杉の木のように高く 樫の木のように強かったが
わたしは、上は梢の実から 下はその根に至るまで滅ぼした。
お前たちをエジプトの地から上らせ
四十年の間、導いて荒れ野を行かせ アモリ人の地を得させたのはわたしだ。
見よ、わたしは麦束を満載した車が わだちで地を裂くように お前たちの足もとの地を裂く。
そのときは、素早い者も逃げ遅れ 強い者もその力を振るいえず 勇者も自分を救いえない。
弓を引く者も立っていられず 足の速い者も逃げおおせず 馬に乗る者も自分を救いえない。
勇者の中の雄々しい者も その日には裸で逃げる、と主は言われる。

福音朗読  マタイによる福音書 8:18-22
(そのとき、)イエスは、自分を取り囲んでいる群衆を見て、弟子たちに向こう岸に行くように命じられた。そのとき、ある律法学者が近づいて、「先生、あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言った。イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」ほかに、弟子の一人がイエスに、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。イエスは言われた。「わたしに従いなさい。死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。」

祈りのヒント
「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と告げた律法学者の言葉は、私たちの思いでもある。しかし、動物でさえ帰るところがあるのにイエスは、「人の子は枕する所もない」と言われた。この言葉を祈りの中で思い巡らしてみる。わたしは生活の安定を望んでいないだろうか。イエスのように、求められている所にいつも赴いていくことができますように。
(毎日のみことば 2022-06-27)

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