6月3日 聖カロロ・ルワンガと同志殉教者

第一朗読 Ⅰ シラ 51・12-20
(主よ、)あなたはわたしを滅びから救い、苦難の時に助け出してくださいました。それゆえ、わたしはあなたに感謝をささげ、あなたを賛美し、主の御名をほめたたえます。
わたしは、若くして放浪の旅に出る前に、祈りの中で公然と知恵を求めた。
わたしは聖所の前で知恵を祈り求めた。これからも最後まで知恵を求め続ける。
ぶどうの花が咲き、実が熟す時のように、わたしの心は知恵を喜びとした。
わたしの足は正しく知恵の跡を踏み、若いころからその跡をたどり続けた。
わたしはわずかに耳を傾けるだけで知恵を得、多くの教訓を見いだした。
知恵によってわたしは向上した。わたしは知恵を与えてくださる方をたたえる。
わたしは知恵の道を実践しようと心に決め、善を求めた。それは裏切られることはない。
わたしの魂は熱心に知恵を求め、細心の注意を払って律法を行った。
わたしは天に向かって両手を上げ、知恵をまだ知らないことを嘆いた。
わたしは魂をひたすら知恵に向け、身を清く保って、知恵を見いだした。
わたしは知恵とともに初めから理解する心を得た。
それゆえ、わたしは見捨てられることがない。

福音朗読  マルコによる福音書 11:27-33
(そのとき、イエスと弟子たちは)またエルサレムに来た。イエスが神殿の境内を歩いておられると、祭司長、律法学者、長老たちがやって来て、言った。「何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。」イエスは言われた。「では、一つ尋ねるから、それに答えなさい。そうしたら、何の権威でこのようなことをするのか、あなたたちに言おう。ヨハネの洗礼は天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。答えなさい。」彼らは論じ合った。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と言うだろう。しかし、『人からのものだ』と言えば……。」彼らは群衆が怖かった。皆が、ヨハネは本当に預言者だと思っていたからである。そこで、彼らはイエスに、「分からない」と答えた。すると、イエスは言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい。」

祈りのヒント
イエスの落ち着きとは対照的な、人々の動揺ぶりだ。おそれは新たなおそれをどんどん生みだしてしまう。「分からない」という答えに逃げ込んでその場をしのぐしかない。ああ、私もまさにその一人。身に覚えのある胸騒ぎだ。イエスはすべて見抜かれるが、責めることはなさらない。ただあわれみをたたえたまなざしで、見つめておられる。
(毎日のみことば 2023-06-03)

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