6月30日 年間第13火曜日

第一朗読  アモス書 3:1-8、4:11-12
イスラエルの人々よ主がお前たちに告げられた言葉を聞け。――わたしがエジプトの地から導き上った全部族に対して――地上の全部族の中からわたしが選んだのは、お前たちだけだ。それゆえ、わたしはお前たちをすべての罪のゆえに罰する。
打ち合わせもしないのに二人の者が共に行くだろうか。獲物もないのに獅子が森の中でほえるだろうか。獲物を捕らえもせずに若獅子が穴の中から声をとどろかすだろうか。餌が仕掛けられてもいないのに鳥が地上に降りて来るだろうか。獲物もかからないのに罠が地面から跳ね上がるだろうか。町で角笛が吹き鳴らされたなら 人々はおののかないだろうか。町に災いが起こったなら、それは主がなされたことではないか。まことに、主なる神はその定められたことを 僕なる預言者に示さずには何事もなされない。獅子がほえる誰が恐れずにいられよう。主なる神が語られる誰が預言せずにいられようか。
かつて、神がソドムとゴモラを覆したようにわたしはお前たちを覆した。お前たちは炎の中から取り出された燃えさしのようになった。しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと主は言われる。
それゆえ、イスラエルよ わたしはお前にこのようにする。わたしがこのことを行うゆえに、イスラエルよお前は自分の神と出会う備えをせよ。

福音朗読  マタイによる福音書 8:23-27
(そのとき、)イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。(すると、)湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。イエスは眠っておられた。弟子たちは近寄って起こし、「主よ、助けてください。おぼれそうです」と言った。イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言った。

祈りのヒント
激しい嵐のただ中にあってもぐっすり眠っておられたイエス。神に信頼し委ねきっているなら、どんなに外が荒れ狂っていても心は平静に凪いでいられることをその姿が教えてくださる。
主よ、私の心はすぐ波にのまれてしまいます。でも、以前よりも長く翻弄され続けることはなくなったようです。それは、あなたがいつもそばにいてくださるとわかったからです。
(毎日のみことば 2020-06-30)

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