毎日のみことば
7月2日 年間第13木曜日
第一朗読 アモス書 7:10-17
(その日、)ベテルの祭司アマツヤは、イスラエルの王ヤロブアムに人を遣わして言った。「イスラエルの家の真ん中で、アモスがあなたに背きました。この国は彼のすべての言葉に耐えられません。アモスはこう言っています。『ヤロブアムは剣で殺される。イスラエルは、必ず捕らえられてその土地から連れ去られる。』」アマツヤはアモスに言った。「先見者よ、行け。ユダの国へ逃れ、そこで糧を得よ。そこで預言するがよい。だが、ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王国の神殿だから。」アモスは答えてアマツヤに言った。「わたしは預言者ではない。預言者の弟子でもない。わたしは家畜を飼い、いちじく桑を栽培する者だ。
主は家畜の群れを追っているところから、わたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と言われた。今、主の言葉を聞け。あなたは、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向かってたわごとを言うな』と言う。
それゆえ、主はこう言われる。お前の妻は町の中で遊女となり息子、娘らは剣に倒れ土地は測り縄で分けられお前は汚れた土地で死ぬ。イスラエルは、必ず捕らえられてその土地から連れ去られる。」
福音朗読 マタイによる福音書 9:1-8
(そのとき、)イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰って来られた。すると、人々が中風の人を床に寝かせたまま、イエスのところへ連れて来た。イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される」と言われた。ところが、律法学者の中に、「この男は神を冒涜している」と思う者がいた。イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「なぜ、心の中で悪いことを考えているのか。『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて歩け』と言うのと、どちらが易しいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に、「起き上がって床を担ぎ、家に帰りなさい」と言われた。その人は起き上がり、家に帰って行った。群衆はこれを見て恐ろしくなり、人間にこれほどの権威をゆだねられた神を賛美した。
祈りのヒント |
罪も病いも取り除かれた男は、イエスに「起き上がって床を担ぎ、家に帰りなさい。」と言われ帰って行った。これだけの奇跡が我が身に起こったら、いつまでもイエスのそばにとどまりたくなりそうなものなのに。イエスに新しくされると、自ら起き上がり、持ち場まで歩いていく力が与えられるのだ。きっと彼は帰った後、今度は隣人のために嬉々として働き始めるにちがいない。 |
(毎日のみことば 2020-07-02) |