7月2日 年間第13火曜日

第一朗読  アモス書 3:1-8、4:11-12
イスラエルの人々よ 主がお前たちに告げられた言葉を聞け。――わたしがエジプトの地から導き上った全部族に対して――
地上の全部族の中からわたしが選んだのは、お前たちだけだ。
それゆえ、わたしはお前たちをすべての罪のゆえに罰する。
打ち合わせもしないのに 二人の者が共に行くだろうか。獲物もないのに 獅子が森の中でほえるだろうか。
獲物を捕らえもせずに 若獅子が穴の中から声をとどろかすだろうか。餌が仕掛けられてもいないのに 鳥が地上に降りて来るだろうか。
獲物もかからないのに 罠が地面から跳ね上がるだろうか。町で角笛が吹き鳴らされたなら 人々はおののかないだろうか。
町に災いが起こったなら、それは主がなされたことではないか。まことに、主なる神はその定められたことを 僕なる預言者に示さずには 何事もなされない。
獅子がほえる 誰が恐れずにいられよう。主なる神が語られる 誰が預言せずにいられようか。
かつて、神がソドムとゴモラを覆したように わたしはお前たちを覆した。お前たちは炎の中から取り出された 燃えさしのようになった。
しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと 主は言われる。
それゆえ、イスラエルよ わたしはお前にこのようにする。わたしがこのことを行うゆえに、イスラエルよ お前は自分の神と出会う備えをせよ。

福音朗読  マタイによる福音書 8:23-27
(そのとき、)イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。(すると、)湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。イエスは眠っておられた。弟子たちは近寄って起こし、「主よ、助けてください。おぼれそうです」と言った。イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。人々は驚いて、「いったい、この方はどういう方なのだろう。風や湖さえも従うではないか」と言った。

祈りのヒント
「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ」とイエスは弟子たちを𠮟責される。信仰の薄い者とは、弟子でありながら、イエスの力と臨在とを忘れ去っている者のことである。信仰の強さは、主に寄り頼み、主に支えられていることにこそある。世の終わりまでいつも共にいるイエスを愛し、信頼のうちに信仰を証しすることができますように。
(毎日のみことば 2024-07-02)

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