7月7日 年間第14木曜日

第一朗読  ホセア書 11:1-4、8c-9
(主は言われる。)まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。
エジプトから彼を呼び出し、わが子とした。
わたしが彼らを呼び出したのに 彼らはわたしから去って行き
バアルに犠牲をささげ 偶像に香をたいた。
エフライムの腕を支えて 歩くことを教えたのは、わたしだ。
しかし、わたしが彼らをいやしたことを 彼らは知らなかった。
わたしは人間の綱、愛のきずなで彼らを導き 彼らの顎から軛を取り去り
身をかがめて食べさせた。
イスラエルよ お前を引き渡すことができようか。
アドマのようにお前を見捨て ツェボイムのようにすることができようか。
わたしは激しく心を動かされ 憐れみに胸を焼かれる。
わたしは、もはや怒りに燃えることなく エフライムを再び滅ぼすことはしない。
わたしは神であり、人間ではない。
お前たちのうちにあって聖なる者。怒りをもって臨みはしない。

福音朗読  マタイによる福音書 10:7-15
(そのとき、イエスは使徒たちに言われた。)
「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。帯の中に金貨も銀貨も銅貨も入れて行ってはならない。旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。働く者が食べ物を受けるのは当然である。町や村に入ったら、そこで、ふさわしい人はだれかをよく調べ、旅立つときまで、その人のもとにとどまりなさい。その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。家の人々がそれを受けるにふさわしければ、あなたがたの願う平和は彼らに与えられる。もし、ふさわしくなければ、その平和はあなたがたに返ってくる。あなたがたを迎え入れもせず、あなたがたの言葉に耳を傾けようともしない者がいたら、その家や町を出て行くとき、足の埃を払い落としなさい。はっきり言っておく。裁きの日には、この町よりもソドムやゴモラの地の方が軽い罰で済む。」

祈りのヒント
ここでは宣教者の心得が書かれています。キリスト者は皆、宣教者であると言えます。特別に選ばれた者だけの仕事ではありません。そして宣教者は何も携えずに宣教に向かうように忠告されます。なぜなら、様々なものを携えていればそれに頼ってしまうからです。何も持っていなければ、頼ることができるのは神のみとなります。
(毎日のみことば 2022-07-07)

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