8月5日 年間第18水曜日

第一朗読  エレミヤ書 31:1-7
そのときには、と主は言われる。わたしはイスラエルのすべての部族の神となり、彼らはわたしの民となる。
主はこう言われる。民の中で、剣を免れた者は 荒れ野で恵みを受ける イスラエルが安住の地に向かうときに。遠くから、主はわたしに現れた。わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し 変わることなく慈しみを注ぐ。おとめイスラエルよ再び、わたしはあなたを固く建てる。再び、あなたは太鼓をかかえ楽を奏する人々と共に踊り出る。再び、あなたはサマリアの山々にぶどうの木を植える。植えた人が、植えたその実の初物を味わう。見張りの者がエフライムの山に立ち呼ばわる日が来る。「立て、我らはシオンへ上ろう我らの神、主のもとへ上ろう。」
主はこう言われる。ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。諸国民の頭のために叫びをあげよ。声を響かせ、賛美せよ。そして言え。「主よ、あなたの民をお救いくださいイスラエルの残りの者を。」

福音朗読  マタイによる福音書 15:21-28
(そのとき、イエスは)ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄って来て願った。「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」イエスは、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、「主よ、どうかお助けください」と言った。イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。

祈りのヒント
自分が愛されていることに気づくのは私たちにとって大きな喜びであり、心から望むことの一つではないでしょうか。しかし、神の愛に信頼して生きてゆくのは簡単ではありません。神が私たちを愛してくださっているという神秘は、日々の生活の中に隠されているのです。カナンの婦人の信仰と謙虚さはイエスの心を動かしました。彼女が娘のために自分を捨て、イエスを完全に信頼した姿は驚くほどです。私たちが、永遠から神が愛してくださっていることに気づけるように、また、神への信頼において信仰を神が支えてくださるように祈りましょう。
(毎日のみことば 2020-08-05)

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