8月10日 聖ラウレンチオ助祭殉教者

第一朗読  二 コリントの信徒への手紙 9:6-10
(皆さん、)惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。神は、あなたがたがいつもすべての点ですべてのものに十分で、あらゆる善い業に満ちあふれるように、あらゆる恵みをあなたがたに満ちあふれさせることがおできになります。

「彼は惜しみなく分け与え、貧しい人に施した。
彼の慈しみは永遠に続く」

と書いてあるとおりです。種を蒔く人に種を与え、パンを糧としてお与えになる方は、あなたがたに種を与えて、それを増やし、あなたがたの慈しみが結ぶ実を成長させてくださいます。

福音朗読  ヨハネによる福音書 12:24-26
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。」

祈りのヒント
今日の福音を理解し難いと感じる人々は少なくないと思います。何故なら、イエスの言葉は常識的な知識と矛盾しているからです。常識的な知識に従って生きるならば、自分の命を大事にして、その命に対する危険なものを避けるべきでしょう。もちろん、自分の命は大事にしなければなりません。命は神の贈り物からです。しかし、この世の命より神の方が優先されるべきです。神のために自分の命を憎んで自分の命を捧げる人は永遠の命を頂くことができるということが、今日の福音書のメッセージだと思います。
(毎日のみことば 2018-08-10)

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