毎日のみことば
8月13日 年間第19月曜日
第一朗読 エゼキエル書 1:2-5、24-28c
それは、ヨヤキン王が捕囚となって第五年の、その月の五日のことであった。カルデアの地ケバル川の河畔で、主の言葉が祭司ブジの子エゼキエルに臨み、また、主の御手が彼の上に臨んだ。わたしが見ていると、北の方から激しい風が大いなる雲を巻き起こし、火を発し、周囲に光を放ちながら吹いてくるではないか。その中、つまりその火の中には、琥珀金の輝きのようなものがあった。またその中には、四つの生き物の姿があった。その有様はこうであった。彼らは人間のようなものであった。
それらが移動するとき、翼の羽ばたく音をわたしは聞いたが、それは大水の音のように、全能なる神の御声のように聞こえ、また、陣営のどよめきのようにも聞こえた。それらが止まっているとき、翼は垂れていた。 生き物の頭上にある大空から音が響いた。それらが止まっているとき、翼は垂れていた。生き物の頭上にある大空の上に、サファイアのように見える王座の形をしたものがあり、王座のようなものの上には高く人間のように見える姿をしたものがあった。腰のように見えるところから上は、琥珀金が輝いているようにわたしには見えた。それは周りに燃えひろがる火のように見えた。腰のように見えるところから下は、火のように見え、周囲に光を放っていた。周囲に光を放つ様は、雨の日の雲に現れる虹のように見えた。これが主の栄光の姿の有様であった。わたしはこれを見てひれ伏した。
福音朗読 マタイによる福音書 17:22-27
(イエスと弟子たち)がガリラヤに集まったとき、イエスは言われた。「人の子は人々の手に引き渡されようとしている。そして殺されるが、三日目に復活する。」弟子たちは非常に悲しんだ。
一行がカファルナウムに来たとき、神殿税を集める者たちがペトロのところに来て、「あなたたちの先生は神殿税を納めないのか」と言った。ペトロは、「納めます」と言った。そして家に入ると、イエスの方から言いだされた。「シモン、あなたはどう思うか。地上の王は、税や貢ぎ物をだれから取り立てるのか。自分の子供たちからか、それともほかの人々からか。」ペトロが「ほかの人々からです」と答えると、イエスは言われた。「では、子供たちは納めなくてよいわけだ。しかし、彼らをつまずかせないようにしよう。湖に行って釣りをしなさい。最初に釣れた魚を取って口を開けると、銀貨が一枚見つかるはずだ。それを取って、わたしとあなたの分として納めなさい。」
祈りのヒント |
神の子であるイエスが神殿税を納めるのは、本末転倒だと思いながら、ペトロのような立場にたたされるとき、長いものには巻かれて、問題にならないように、表面の平和や自己保身を選ぼうとするわたしが見えてくる。 「~殺される」という言葉を悲しむ弟子たちの心が、安心できない自分の心のように感じられる。 わたしは、神と共にある自由を選べるだろうか?神の自由において、人と共にある自由を選ぶイエス。 自分を陥れようとする人をも、隣人として配慮するイエス。 心配や不安から、この世に縛られていくのではなく、どんな時にも、イエスと共にある自由に心を開いていけますように! 主よ! あなたの愛に、信頼して歩みたい! イエスは三日目に復活するのだ! |
(毎日のみことば 2018-08-13) |