毎日のみことば
8月14日 聖マキシミリアノ・マリア・コルベ司祭殉教者
第一朗読 エゼキエル書 2:8~3:4
(主は言われる。)「人の子よ、わたしがあなたに語ることを聞きなさい。あなたは反逆の家のように背いてはならない。口を開いて、わたしが与えるものを食べなさい。」わたしが見ていると、手がわたしに差し伸べられており、その手に巻物があるではないか。彼がそれをわたしの前に開くと、表にも裏にも文字が記されていた。それは哀歌と、呻きと、嘆きの言葉であった。 彼はわたしに言われた。「人の子よ、目の前にあるものを食べなさい。この巻物を食べ、行ってイスラエルの家に語りなさい。」わたしが口を開くと、主はこの巻物をわたしに食べさせて、言われた。「人の子よ、わたしが与えるこの巻物を胃袋に入れ、腹を満たせ。」わたしがそれを食べると、それは蜜のように口に甘かった。
主はわたしに言われた。「人の子よ、イスラエルの家に行き、わたしの言葉を彼らに語りなさい。」
福音朗読 マタイによる福音書 18:1-5、10、12-14
そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。そこで、イエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」
「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天でいつもわたしの天の父の御顔を仰いでいるのである。あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。」
祈りのヒント |
自分が上になりたいと、心が高ぶるとき、イエスは、「小さな者」の価値に心の目を向けさせる。 幼児は、偉いということを知らない。比較を知らない。虚栄を知らない。ただ親と一緒にいることを喜び、親の世話を受けて満足している。 わたしたちは、神の恵みに生かされ、神の恵みなしには、一日たりと生きてはいけない者。 その姿のなかに、優・劣の序列などはない。 弱者として、周辺に置かれ、(人に)軽んじられている人々も、一人一人が(神が与える)無限の価値を持ち、一人一人が、かけがえのないものとして(神に)大切にされている。小さな者に注がれている神の愛は想像以上だ! 1匹のときも、99匹のときも、みな神の御手にある小さな兄弟、神に頼りながら、助け合っていこう。 主よ! あなたの謙遜を知るものになれますように! |
(毎日のみことば 2018-08-14) |