8月3日 年間第18水曜日

第一朗読  エレミヤ書 31:1-7
そのときには、と主は言われる。わたしはイスラエルのすべての部族の神となり、彼らはわたしの民となる。
主はこう言われる。民の中で、剣を免れた者は 荒れ野で恵みを受ける イスラエルが安住の地に向かうときに。
遠くから、主はわたしに現れた。わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し 変わることなく慈しみを注ぐ。
おとめイスラエルよ 再び、わたしはあなたを固く建てる。再び、あなたは太鼓をかかえ 楽を奏する人々と共に踊り出る。
再び、あなたは サマリアの山々にぶどうの木を植える。植えた人が、植えたその実の初物を味わう。
見張りの者がエフライムの山に立ち 呼ばわる日が来る。「立て、我らはシオンへ上ろう我らの神、主のもとへ上ろう。」
主はこう言われる。ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。諸国民の頭のために叫びをあげよ。声を響かせ、賛美せよ。そして言え。
「主よ、あなたの民をお救いくださいイスラエルの残りの者を。」

福音朗読  マタイによる福音書 15:21-28
(そのとき、イエスは)ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄って来て願った。「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」イエスは、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、「主よ、どうかお助けください」と言った。イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。

祈りのヒント
カナンの女はイエスに、自分のことではなく娘のいやしを願っています。イエスに断られたのに、諦めずに娘のために強く願い続けました。すると、彼女の願い通りになりました。信仰は諦めてはなりません。信仰には忍耐力が必要です。私たちもカナンの女の模範に従って、諦めることなく、いつも自分にとって必要とするものをイエスに願い続けましょう。
(毎日のみことば 2022-08-03)

ページ上部へ戻る