9月11日 年間第23水曜日

第一朗読  コロサイの信徒への手紙 3:1-11
(皆さん、)あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい。そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい。あなたがたは死んだのであって、あなたがたの命は、キリストと共に神の内に隠されているのです。あなたがたの命であるキリストが現れるとき、あなたがたも、キリストと共に栄光に包まれて現れるでしょう。
だから、地上的なもの、すなわち、みだらな行い、不潔な行い、情欲、悪い欲望、および貪欲を捨て去りなさい。貪欲は偶像礼拝にほかならない。これらのことのゆえに、神の怒りは不従順な者たちに下ります。あなたがたも、以前このようなことの中にいたときには、それに従って歩んでいました。今は、そのすべてを、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、口から出る恥ずべき言葉を捨てなさい。互いにうそをついてはなりません。古い人をその行いと共に脱ぎ捨て、造り主の姿に倣う新しい人を身に着け、日々新たにされて、真の知識に達するのです。そこには、もはや、ギリシア人とユダヤ人、割礼を受けた者と受けていない者、未開人、スキタイ人、奴隷、自由な身分の者の区別はありません。キリストがすべてであり、すべてのもののうちにおられるのです。

福音朗読  ルカによる福音書 6:20-26
(そのとき、)イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。
「貧しい人々は、幸いである、神の国はあなたがたのものである。
今飢えている人々は、幸いである、あなたがたは満たされる。
今泣いている人々は、幸いである、あなたがたは笑うようになる。
人々に憎まれるとき、また、人の子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。その日には、喜び踊りなさい。天には大きな報いがある。この人々の先祖も、預言者たちに同じことをしたのである。
しかし、富んでいるあなたがたは、不幸である、あなたがたはもう慰めを受けている。
今満腹している人々、あなたがたは、不幸である、あなたがたは飢えるようになる。
今笑っている人々は、不幸である、あなたがたは悲しみ泣くようになる。
すべての人にほめられるとき、あなたがたは不幸である。この人々の先祖も、偽預言者たちに同じことをしたのである。」

祈りのヒント
「今飢えている人々」「今泣いている人々」はわたしたちである。自分のことで苦しくて、つらくて、大きな塊がドンと入りこんでなかなか動かない心。
出会う人のことでその苦しみに共感し、寄り添い、しかし自分の無力さを嘆く心。
まだまだ取り掛かりたいこと、やり残していることがあるのに、体力が追い付かずそれを嘆き、悲しむ心。
沢山の心の姿が見えてくる。
でもわたしたちは安心して良い。なぜならば、そのようなわたしたちは「満たされ」「笑う」ように変容される、とイエスが宣言してくださっているのだから。
何よりも安心したいことはイエスの存在を知っていること。
それならば、そのイエスの宣言に信じようではないか。
わたしたちはどんな心を持っていても、安心して良い存在なのだ。
(毎日のみことば 2019-09-11)

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