9月27日 聖ビンセンシオ・ア・パウロ司祭

第一朗読  ゼカリヤ書 2:5-9、14-15a
わたしが目を留めて見ると、ひとりの人が測り縄を手にしているではないか。「あなたはどこに行かれるのですか」と尋ねると、彼はわたしに、「エルサレムを測り、その幅と長さを調べるためです」と答えた。わたしに語りかけた御使いが出て行くと、別の御使いが出て来て迎え、彼に言った。「あの若者のもとに走り寄って告げよ。エルサレムは人と家畜に溢れ城壁のない開かれた所となる。わたし自身が町を囲む火の城壁となると主は言われる。わたしはその中にあって栄光となる。
娘シオンよ、声をあげて喜べ。わたしは来てあなたのただ中に住まう、と主は言われる。その日、多くの国々は主に帰依してわたしの民となりわたしはあなたのただ中に住まう。」

福音朗読  ルカによる福音 9:43b-45
(そのとき、)イエスがなさったすべてのことに、皆が驚いていると、イエスは弟子たちに言われた。「この言葉をよく耳に入れておきなさい。人の子は人々の手に引き渡されようとしている。」弟子たちはその言葉が分からなかった。彼らには理解できないように隠されていたのである。彼らは、怖くてその言葉について尋ねられなかった。

祈りのヒント
イエスが男の子を癒したことで人々が喜んでいる中、「人の子は人々の手に引き渡されようとしている」と告げられた弟子たち。
言葉の真意は分からないまでも、なんとなく良くないことを告げられていること、そしてそれ以上聞いてはいけない雰囲気、むしろそれ以上知りたくない、という気持ちがあったのではないでしょうか。
そんな弟子たちをイエスはどのように眺めていたのでしょうか。
(毎日のみことば 2025-09-27)

ページ上部へ戻る