9月28日 聖トマス西と15 殉教者

第一朗読  ヨブ記 9:1-12、14-16
ヨブは(友に)答えた。それは確かにわたしも知っている。
神より正しいと主張できる人間があろうか。
神と論争することを望んだとしても 千に一つの答えも得られないだろう。
御心は知恵に満ち、力に秀でておられる。神に対して頑になりながら なお、無傷でいられようか。
神は山をも移される。怒りによって山を覆されるのだと誰が知ろう。
神は大地をその立つ所で揺り動かし 地の柱は揺らぐ。
神が禁じられれば太陽は昇らず 星もまた、封じ込められる。
神は自ら天を広げ、海の高波を踏み砕かれる。
神は北斗やオリオンを すばるや、南の星座を造られた。
神は計り難く大きな業を 数知れぬ不思議な業を成し遂げられる。
神がそばを通られてもわたしは気づかず 過ぎ行かれてもそれと悟らない。
神が奪うのに誰が取り返せよう。「何をするのだ」と誰が言いえよう。
わたしのようなものがどうして神に答え 神に対して言うべき言葉を選び出せよう。
わたしの方が正しくても、答えることはできず わたしを裁く方に憐れみを乞うだけだ。
しかし、わたしが呼びかけても返事はなさるまい。わたしの声に耳を傾けてくださるとは思えない。

福音朗読  ルカによる福音書 9:57-62
(そのとき、イエスと弟子たち)が道を進んで行くと、イエスに対して、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言う人がいた。イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」そして別の人に、「わたしに従いなさい」と言われたが、その人は、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。イエスは言われた。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」また、別の人も言った。「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」イエスはその人に、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言われた。

祈りのヒント
イエスに従っていくのは、中途半端な気持ちではできないということをイエスは言われます。イエスは甘い言葉でだますことはしません。
自分にはついていけないと目を伏せる日が続いたとしても、いつの日か、もう振り返ることなく、まっすぐイエスだけを見つめられる日が来ますように。
(毎日のみことば 2022-09-28)

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