9月30日 聖ヒエロニモ司祭教会博士

第一朗読  ヨブ記 38:1、12-21、40:3-5
主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。
お前は一生に一度でも朝に命令し 曙に役割を指示したことがあるか
大地の縁をつかんで 神に逆らう者どもを地上から払い落とせと。
大地は粘土に型を押していくように姿を変え すべては装われて現れる。
しかし、悪者どもにはその光も拒まれ 振り上げた腕は折られる。
お前は海の湧き出るところまで行き着き 深淵の底を行き巡ったことがあるか。
死の門がお前に姿を見せ 死の闇の門を見たことがあるか。
お前はまた、大地の広がりを隅々まで調べたことがあるか。
そのすべてを知っているなら言ってみよ。
光が住んでいるのはどの方向か。
暗黒の住みかはどこか。光をその境にまで連れていけるか。暗黒の住みかに至る道を知っているか。
そのときお前は既に生まれていて 人生の日数も多いと言うのなら これらのことを知っているはずだ。
ヨブは主に答えて言った。わたしは軽々しくものを申しました。
どうしてあなたに反論などできましょう。わたしはこの口に手を置きます。
ひと言語りましたが、もう主張いたしません。
ふた言申しましたが、もう繰り返しません。

福音朗読  ルカによる福音書 10:13-16
(そのとき、イエスは言われた。)「コラジン、お前は不幸だ。ベトサイダ、お前は不幸だ。お前たちのところでなされた奇跡がティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰の中に座って悔い改めたにちがいない。しかし、裁きの時には、お前たちよりまだティルスやシドンの方が軽い罰で済む。また、カファルナウム、お前は、天にまで上げられるとでも思っているのか。
陰府にまで落とされるのだ。
あなたがたに耳を傾ける者は、わたしに耳を傾け、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。わたしを拒む者は、わたしを遣わされた方を拒むのである。」

祈りのヒント
奇跡を行っても、何を言っても、神様を忘れてしまった人々に、イエスはどのような想いで、この言葉を語られたのでしょう。そして、自分の故郷を不幸だと言われたペトロやアンデレ、フィリポはどのような想いでこれを聞いたでしょうか。
離れてしまった心を呼び戻すことは、神様でさえも難しいことのようです。
(毎日のみことば 2022-09-30)

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