毎日のみことば
9月4日 年間第22火曜日
第一朗読 一 コリントの信徒への手紙 2:10b-16
(皆さん、)“霊”は一切のことを、神の深みさえも究めます。人の内にある霊以外に、いったいだれが、人のことを知るでしょうか。同じように、神の霊以外に神のことを知る者はいません。わたしたちは、世の霊ではなく、神からの霊を受けました。それでわたしたちは、神から恵みとして与えられたものを知るようになったのです。そして、わたしたちがこれについて語るのも、人の知恵に教えられた言葉によるのではなく、“霊”に教えられた言葉によっています。つまり、霊的なものによって霊的なことを説明するのです。自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れません。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです。霊によって初めて判断できるからです。霊の人は一切を判断しますが、その人自身はだれからも判断されたりしません。
「だれが主の思いを知り、主を教えるというのか。」
しかし、わたしたちはキリストの思いを抱いています。
福音朗読 ルカによる福音書 4:31-37
(そのとき、)イエスはガリラヤの町カファルナウムに下って、安息日には人々を教えておられた。人々はその教えに非常に驚いた。その言葉には権威があったからである。ところが会堂に、汚れた悪霊に取りつかれた男がいて、大声で叫んだ。「ああ、ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、悪霊はその男を人々の中に投げ倒し、何の傷も負わせずに出て行った。人々は皆驚いて、互いに言った。「この言葉はいったい何だろう。権威と力とをもって汚れた霊に命じると、出て行くとは。」こうして、イエスのうわさは、辺り一帯に広まった。
祈りのヒント |
「今のおことばはどうだ。権威と力とでお命じになったので、汚れた霊でも出て行ったのだ。」 人々は皆、イエスの口から出て来る恵みのことばに驚いた。イエスの口から出てくる言葉は、人々を誉め、人々を癒し、人々を支える。 生活の中で、私たちは人々との関係をもって、言葉で人々と対話し、コミュニケーションする。 人々を支えるためにどういう風に言葉遣いをしているか。悪口をせずに、癒す力のあることばで、人々とコミュニケーションをすることができますように。 |
(毎日のみことば 2018-09-04) |