9月8日 聖マリアの誕生 

第一朗読  ミカ書 5:1-4a
エフラタのベツレヘムよ お前はユダの氏族の中でいと小さき者。
お前の中から、わたしのために イスラエルを治める者が出る。
彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。
まことに、主は彼らを捨ておかれる 産婦が子を産むときまで。
そのとき、彼の兄弟の残りの者は イスラエルの子らのもとに帰って来る。
彼は立って、群れを養う 主の力、神である主の御名の威厳をもって。
彼らは安らかに住まう。
今や、彼は大いなる者となり その力が地の果てに及ぶからだ。
彼こそ、まさしく平和である。

(または△ローマ 8・28-30)

福音朗読  マタイによる福音書 1:1-16、18-23
《アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、ヘツロンはアラムを、アラムはアミナダブを、アミナダブはナフションを、ナフションはサルモンを、サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、エッサイはダビデ王をもうけた。
ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、アサはヨシャファトを、ヨシャファトはヨラムを、ヨラムはウジヤを、ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。
バビロンへ移住させられた後、エコンヤはシャルティエルをもうけ、シャルティエルはゼルバベルを、ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。》
イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。

祈りのヒント
恵みに満ちた方、アヴェ・マリア、あなたを通して、救い主イエス・キリストはこの世にお生まれになりました。
「人生」という旅路において、どんな困難に直面しても「共におられる」主を信頼し、歩んで行けますように。聖母マリア、あなたのとりなしを願って、「元后あわれみの母」の祈りを捧げます。

*「元后あわれみの母(Salve Regina)」
元后、あわれみの母、われらのいのち、喜び、希望。旅路からあなたに叫ぶエバの子、なげきながら泣きながらも、涙の谷にあなたを慕う。われらのためにとりなす方。あわれみの目をわれらに注ぎ、尊いあなたの子イエスを旅路の果てに示してください。おお、いつくしみ、恵みあふれる、喜びのおとめマリア。

(毎日のみことば 2023-09-08)

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