祈りと生活

霊的同伴とは

1.霊的生活

キリスト者として信仰生活を生きるということは日曜日にミサに与って祈るということだけではなく、家庭生活や社会生活をも含んだ自分の生活全体において、それを生きるということです。それは心の奥深いところでの神とのパーソナルで親密なかかわりの上に成り立つものです。その神との内的なかかわりの生活を霊的生活と呼んでいます。

2.霊的同伴とは?

霊的生活は、生涯を通して成長していくものです。霊的同伴とは一口で言えば、一人の人が他の一人の人の霊的生活に同伴し、その成長の歩みを助けていくものです。 人は、祈りと自分の生活全体における神のはたらき、聖霊の導きを識別し、どのようにそれに応えていったらよいかを知ることが必要です。同伴者はそれを助けます。従って、霊的同伴は、同伴される人自身の識別を助けることであり、同伴者からの助言を求めたり、問題解決を目ざすものではありません。この点がカウンセリングやセラピーと異なるところと言えるでしょう。

3.霊的同伴者

最近では、「霊的指導(者)」の代わりに「霊的同伴(者)」という表現が広く使われるようになっています。なぜなら、霊的生活における真の指導者、導き手は神、聖霊御自身であって、霊的指導者ではないからです。霊的同伴者の役割は、神に向かってその人と共に歩み、その霊的成長の手助けをすることであり、またその人の中にはたらかれる神の業の証人となることでもあるのです。

4.霊的同伴の受け方

霊的同伴は、通常、霊的同伴者と一対一で対話を交わすことによって行われます。この対話に照らされて、自分の祈りや生活における神のはたらきに気づき、識別していくことが易しくなるのです。 霊的同伴者とは定期的に(一月に一回、あるいは二週間に一回など)会うことが勧められます。また、霊的成長は、生涯にわたるプロセスですから、一生涯何らかのかたちで霊的同伴を受けることは大きな助けとなるでしょう。

5.霊的同伴の条件

霊的同伴が成り立つためには、神との内的かかわり、霊的生活を生きていることが前提ですから、その人が日常生活の中で何らかの形で祈っていることが必要です。 特に、キリスト信者として真剣に自分の信仰生活の統合を目指したいと願う人、また、自分の根本的な召命や将来の道を探したいと望んでいる人にとって、霊的同伴は助けとなります。

(生活の霊性-生活の霊性 1)

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