祈りと生活

霊的日記を始めるために

祈るとき、祈りの間に体験したことを日記のように書きとめていくことは助けになります。これを霊的日記と呼んでもよいでしょう。そのために簡単なノートか手帳を用意してみましょう。 私たちはよくこんな質問をします。「一体何を書いたらよいのでしょうか? また、祈りの間に体験したことをどのように記録したらよいのでしょうか?」

まず、祈りの間に起こったこと――つまり、自分の中に起こった思いや洞察、イメージ…など――を思い出し、それを書きとめてみましょう。例えば、「もし神が私の生活と関係ないものとなってしまうなら私はどれほど途方にくれてしまうかがわかった。」とか「私は『ぶどうの木から切り離された枝』のようだ。」など。

書きとめる時には、情緒的に感じられたことに注意を払うようにしてみましょう。例えば、放蕩息子のたとえ話を黙想していて、父親が両腕を開いて息子を抱擁した時、父である神が私をも抱きしめ、罪をゆるしてくださっているのを感じたなどというようなことです。

このように、祈りの体験を思い出して書きとめようとするなら、私たちはすでにとても良い出発をしていると言えるでしょう。少々難しいことがあっても続けていきたいものです。

(生活の霊性-生活の霊性 3)

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