こころの散歩

警察官への質問

警察官への質問

重大な犯罪の裁判で弁護士が警察官に質問していた。

弁護士:あなたは私の依頼人が現場から逃げ去るのを見たのですか?
警察官:いいえ。しかし、その直後に加害者の特徴によく似た人間が数ブロック先を走り去るのを見ました。
弁護士:その特徴とは誰によるものですか?
警察官:その現場に急行した警察官です。
弁護士:同僚の警察官がこのいわゆる加害者の特徴を話したわけですね。あなたは同僚の警察官を信用していますか。
警察官:はい、絶対的に信用しています。
弁護士:絶対的にですって? それではこの点について質問させていただきます。警察署内にはロッカールームはありますか? つまり日々の職務に就くために着替えをする部屋のことです。
警察官:はい、あります。
弁護士:その部屋にはロッカーはありますか?
警察官:はい、あります。
弁護士:あなたはご自分のロッカーに鍵をかけますか?
警察官:はい。
弁護士:ほう、それは何故でしょうか? もしあなたが絶対的に同僚の警察官を信用しているのなら、その人たちと一緒に使っている部屋のロッカーに何故鍵をかける必要があるのですか?
警察官:はい、実は私どもと同じ建物に裁判所もありまして、時々弁護士がその部屋に入ってくることがあるからであります。

ここで法廷は爆笑の渦が起こって、しばし休廷となった。この警察官は今年度の“ベスト反論賞”にノミネートされた。おそらくその賞金を獲得するだろうと言われている。

“MORE STORIES of LIFE and LAUGHTER”Fr.Bel San Luis, SVD
画: 白石 龍司
  

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