2007年1月 1.正義とゆるし |
![]() ゆるしは社会で現実となる前に、人々の心のうちに生まれるものです。ゆるしは何よりも個人的な選択であり、決断です。この決断の基準は、神の愛に置かれています。神はわたしたちの罪にもかかわらず、わたしたちを受け入れてくださいます。人間も神に倣って人をゆるすように招かれています。 人による行いという意味では、ゆるしは何よりも、隣人との関係において、個人の心から自発的に出てくるものです。しかしながら人は、社会的側面をもっていますので、社会的な関係の中で個人が表現されます。ですから、社会的なレベルでも、ゆるしが必要になるのです。 |
写真: 藤井 瀞愁 |