2007年7月の意向
 エコロジー(地球環境の保全)の活動をしている人たちの間には、“Think Globally,Act Locally” という標語があります。環境問題を解決するためには、一人ひとりが「地球規模で考え、各自の生活の場で実践する」ことが必要だと、この標語は訴えています。私たちキリスト者が、自分の小さな存在をみ国の建設のために捧げようとするときにも、この標語がとても役立ちます。私たちは、教皇が示される一般の意向と宣教の意向が、この地球上ですべからく叶いますように、そして日本では、司教団が示される教会の意向が叶いますようにと一人ひとりが心を合わせて祈りながら、今日一日を、自分自身の場で、神に捧げて生きるのです。 
 日本の地にあって、聖地のことに思いを馳せ、あるいはまた、さまざまな国で福音宣教のために働く人々に心を重ねて、地球規模で思いめぐらし、そして、今の時にこの場で自分自身を神にお捧げいたしましょう。


一般: 公益の管理における積極的な参与
 個人かグループで、市民が公益の生活と管理に参加できるように

宣教: 諸国民の福音宣教で働く人々への援助
 キリストに結ばれた宣教者が、生活の苦難を乗り越えるように

日本の教会: 聖地の平和を求める
 聖地に平和が訪れるように

「『わたしたちは神のイスラエルです。わたしたちを平和にしっかりと結びつけようではありませんか。エルサレムは平和を見るという意味があるからであり、わたしたちはイスラエルだからです。イスラエルの上に平和がありますように』(アウグスチヌス『詩篇注解』4)。そして平和とはキリストです」
――教皇ベネディクト十六世 (2005年8月3日 一般謁見)