2007年9月の意向
 いつくしみ深いイエス・キリストを主とあがめ、洗礼によってしるしをいただき、愛と奉仕に生きるように招かれた私たちキリスト者は、一致して平和のためにはたらくようにと招かれています。キリスト教諸宗派の人々と心を合わせ、一人でも多くの方にイエス・キリストを伝えていくことができるように、祈りたいものです。
 日本の司教団は、「移住者の人権を守る」ことを9月の意向に掲げました。今日本では、日本国籍の信徒の数と同じかそれ以上の、外国籍のカトリック信徒が生活しています。その方々のことを思い浮かべて、祈りを深めて参りましょう。


一般: キリスト者の一致
 ルーマニアでのエキュメニカル会議がキリスト教の一致の拡大に貢献するように

宣教: すべての宣教者のキリストとの一致
 キリストの宣教者が日々の生活の苦難を乗り越えるように

日本の教会: 移住者の人権を守る
 移住者に対する差別や不正を取り除くことができるように

「移住者は『時のしるし』です。教会は、この時のしるしにおける積極的な点を受け入れるように招きます。そのためにわたしたちは、あらゆる種類の差別や不正、人間の人格の軽視に打ち勝たなければなりません。すべての人間は神の像だからです」
――教皇ベネディクト十六世 (2006年1月15日 「お告げの祈り」のことば)