2007年12月の意向
 私たちは「エイズ」について差別、偏見を持っていないでしょうか。また無関心でいないでしょうか。いつも苦しんでいる人々に目を向けているキリストとの視点に立ち、エイズ患者を知り、彼らと共に生きることができるように祈りましょう。
 私たちが住むアジアでキリストのご降誕の出来事があったことの不思議さを感じています。アジア、特に中国での福音宣教の課題を考え、祈りささげましょう。
 1948年に国連総会において採択された「世界人権宣言」の前文で、すべての人々の人権について高らかに宣言されました。しかし現実には障がい者の人権が十分に護られているとは言いがたいと思われます。主のご降誕を待ち望むこの季節に、この厳しい現実の中で希望を失わずに、人権について深め、祈って参りましょう。


一般: エイズの犠牲者に対する思い遣りのある世話
 人類社会がエイズの犠牲者、特に子どもと母親を思いやりの心で世話するように

宣教: アジアとの世の唯一の救い主イエス・キリスト
 ご降誕の日、神の子が人となられたことが、アジアの人々にとって、唯一の救い主イエス・キリストを認めるのに役立つように

日本の教会: 障害者の人権の促進
 障害者の社会と教会への参加がますます促進されるように

「わたしは、皆様の一人ひとりが、社会、職場、またキリスト教共同体への障害者の参加をますます促進してくださるようお願いします。こうして、すべての人間のいのちが、受胎から自然死に至るまで、尊重され、守られるべきであることを思い起こしていただきたいと思います」
――教皇ベネディクト十六世 (2005年12月4日 「お告げの祈り」のことば)