2008年4月の意向
 今月は、司祭・修道者の召命と養成について深めて参りましょう。教区では、一粒会の活動などをとおして、召命の促進のために祈りと献金がささげられています。ところが、奉献生活への召命のために、全教会が心を合わせて祈る機会はあまりありません。復活節第4主日(4月13日)の世界召命祈願の日を迎えるにあたって、日本の司教団の意向に心を合わせて、司祭職と奉献生活への召命について、思いめぐらして参りましょう。


一般: 希望と平和の源・キリストの復活
 現代社会の困難な状況にあるキリスト者が、希望と平和の源である復活を生活の中で宣べ伝えるように

宣教: 未来の司祭
 新しい教会の未来の司祭が福音宣教に向け文化的・霊的に養成されるように

日本の教会: 司祭職と奉献生活への召命のために祈る
 喜びと自由をもってキリストの招きを受け入れることができるように

「洗礼を受けてすべての人は、救いのわざに役立つ者となるよう招かれています。しかし、教会の中には、交わりへの奉仕のために特別にささげられた召命があります。カトリックの交わりに第一に責任を果たすのは、ペトロの後継者であり、ローマの司教である教皇です。この教皇とともに一致を守り、教えるのが、使徒の後継者である司教です。この司教を司祭団が助けます。しかし、奉献生活者とすべての信者も交わりに奉仕します。交わりとしての教会の中心にあるのは、聖体です。この偉大な秘跡から、さまざまな召命は、唯一の教会のからだを愛の内に築き上げるための霊的な力を得ます」
――教皇ベネディクト十六世 (2007年4月29日 「アレルヤの祈り」のことば)