2008年6月の意向
 カナダのケベックで国際聖体大会が開催されます。この大会に合わせて、ご聖体の内におられるイエスを、教会の中心にすえて、福音宣教への力をいただくことができるように過ごしたいと思います。そして、ミサにおいてキリストの聖体と交わることによって、キリストとの個人的で深い関係を強めていくことができるように、この1か月を過ごして参りましょう。また、6月はJune Bride(ジューン・ブライド)といわれるように、結婚のシーズンです。婚姻の秘跡によって結ばれた男女が、神の望みと二人の望みを重ね合わせて、固有の召命と固有の使命に目覚め、日々の生活でその使命を全うすることができるように教会全体で祈りたいと思います。


一般: キリストとの個人的で深い友情
 キリスト者が出会う人々に愛の力を伝えるため、キリストとの個人的な深い友情を育むように

宣教: 教会の中心・聖体
 ケベックの国際聖体大会が、聖体が教会の中心、福音宣教の源泉であるとの理解へ導くように

日本の教会: キリスト者の家庭のあかし
 キリスト者の夫婦が自らの召命を忠実に生きることができるように

「多くのキリスト信者の夫婦が、与えられた恵みを自覚しながら、いのちへと開かれ、また現代の多くの複雑な問題に力を合わせて立ち向かうことのできるような家庭を築くことができますように。キリスト信者のあかしは、今日、特に必要とされています。快楽主義と相対主義の影響を受けた現代文化の流行に流されることなく、寛大な献身をもって、教会と社会の中で進んで自分たちの使命を果たす家庭が求められているのです」
――教皇ベネディクト十六世 (2006年10月8日 「お告げの祈り」のことば)