2008年8月の意向
 日本の教会は、平和祈願のときを過ごします。未だに地域紛争や民族紛争、そしてテロの絶えない時代にあって、世界の平和のために果たす日本の役割、日本の教会の役割、そして私たち一人ひとりの役割について、神が何を望んでおられるか、思いめぐらすことが求められています。そして、平和について思いめぐらすときにはまず、天地創造と人類に対する神の愛を意識したいものです。聖性に召し出された私たちは、悪の力、闇の力を排除して、神の望みを識別する力をいただくことができるように、8月の祈りを捧げて参りたいと思います。


一般: 神の偉大な賜物、創造
 人類家族が世界に対する神の計画を尊重し、創造が意味する神の大きな賜物にもっと気づくように

宣教: 聖性への召命
 聖性と宣教への召命に神の民の応えが、カリスマと霊的・文化的養成への識別によって促進されるように

日本の教会: 世界平和のために祈る
 世界が悪から解放され、平和が今日に与えられるように

「わたしたちは、ミサの聖体拝領を準備するとき、わたしたちを一致させてくださるキリストのからだを受けるに際して、教会とともにこう祈っています。『主よ、わたしたちをすべての悪から解放し、わたしたちの生涯の日々の中で、わたしたちに平和をお与えください』。この時にあたり、この祈りがわたしたちの祈りとなりますように。『わたしたちをすべての悪から解放し、わたしたちに平和をお与えください』。主よ、明日や明後日ではなく、今日、わたしたちに平和をお与えください。アーメン。」
――教皇ベネディクト十六世 (2006年7月23日 レームス・サン・ジョルジュ教会での講話)