2008年10月  3.毎朝の奉献
 2008年10月6日から11日までの間、アジアとオセアニアの国々で「祈祷の使徒」の普及・推進に責任を持っている者が東京に集まり、会議を開きました。日本においては、霊性センター「せせらぎ」が「祈祷の使徒」普及と推進を担当しています。そこではいろいろなことが分かち合われましたが、基本的なことを再確認しました。

 まずは、私たちが祈っている一般と宣教の意向は、世界中で共通のものであり、しかも教皇ベネディクト十六世が掲げられた意向であるということでした。祈りとは、ある意向が叶えられるように神に願い、そのため果たすべき自分自身の役割、使命を神との対話の中から見出していく営みに他なりません。その時々の身近な出来事や自分自身の状況によってさまざまな祈りの意向が成り立ちうるわけですが、少なくとも1日に二つ、世界中がその実現を望む共通の意向のもとで祈ることの大切さを、この会議で再確認しました。

 もう一つは、この祈りを朝一番に行うことの意義でした。このサイトの「きょうをささげる祈り」には次の祈りの言葉があります。

主イエスよ
きょう一日の祈りと働き
喜びと苦しみのすべてを
教皇と日本の教会の意向に合わせて
おささげします

母なるマリアよ
このささげものが
イエスのみ心にかなうものとなるよう
とりなしてください

 毎朝のこの奉献の祈りは、毎日の生活を祈りによって整えるために、大きな助けとなります。朝の奉献と夜の究明が、生活のリズムの中になってくれば、神とともに歩む霊的な生活は、ますます充実していくだろうと確信しています。
 朝一番の奉献の祈りで、神と共に働く一日をスタートさせて参りましょう。