2008年12月の意向
 今月の教皇の意向にも、そして日本の教会の意向にも、幼子が、子どもが、そして、いのちが大切にされ、希望の光となることが表されています。陽がまだ昇らぬ12月の朝、東の空に上る太陽を待ちながら、現代社会の希望の光を探し求めて、その一日を奉献して祈りをささげましょう。


一般: いのちの文化
 暴力や死の文化の拡大に直面して、教会が使徒的宣教的活動でいのちの文化を大胆に促進するように

宣教: 兄弟愛の具体的な態度
 宣教国のキリスト者が兄弟愛の具体的な態度によって、ベツレヘムで生まれた幼子が輝かしい希望であることを表すように

日本の教会: 子どもたちの尊厳の尊重
 神の愛の輝きがすべての子どもたちを包むように

「みことばは、わたしたちに子どもたちを大事にすることを教えます。生まれた後の者も、生まれる前の者も含めて、世界中で苦しみ、虐待されているすべての子ども。暴力の世界で兵士とされた子ども。物乞いをしなければならない子ども。困窮と飢餓に苦しむ子ども。愛を体験することのない子ども。ベツレヘムの幼子は、これらの子どもたちへと、わたしたちの目を向けます。これらすべての子どもたちの中で、ベツレヘムの幼子はわたしたちに向かって泣いています。・・・・神に願い求めたいと思います。子どもたちの尊厳が尊重されるために、わたしたちにも何かができるように助けてくださいと」
――教皇ベネディクト十六世 (2006年12月25日 降誕祭ミサ説教)