2009年9月の意向 |
教皇は、アジアの国々で宗教の自由が制限され、キリスト者が困難な状況に直面している現実に対して、心を合わせて祈りをささげるように、世界の教会に向かって呼びかけています。 禁教や殉教の悲しい歴史を平和への道に変えるためには、祈りが必要です。昨年列福されたペトロ岐部と187殉教者を思い起こして、神の言葉が人々を愛と平和へ導くものとなるように願いましょう。また、キリスト教のために牢につながれている人、誘拐されている人が、一日も早く解放されて、自由を取りもどすことができるように、私たち一人ひとりが祈りと犠牲を日々ささげましょう。 一般: 神の言葉がよりよく知られるように 神の言葉が、真の自由と喜びの源として、よりよく知られ、受け入れられ、実践されるように 宣教: ラオス、カンボジア、ミャンマーのキリスト者 たびたび困難な状況におかれているラオス、カンボジア、ミャンマーのキリスト者たちが、兄弟姉妹に福音を告げ知らせる勇気を失わないように 日本の教会: 誘拐された人々の解放 誘拐された人々がただちに解放されるように 「残念なことに、わたしは、さまざまな理由で、また世界のさまざまな地域で誘拐された人々――その中にはカトリック司祭も含まれます――を気遣ってほしいという要請をしばしば受けています。わたしはこれらすべての人を心にとめます。わたしはこれらすべての人を祈りの中で思い起こします。中でもわたしはコロンビアの悲惨な状況のことを考えています。わたしはこの憎むべき誘拐行為を行った人々に向けて悲しみに満ちた呼びかけを行います。どうか自分が悪行を行ったことを自覚し、拘禁している人々を、心から彼らを愛する人々のもとへ一刻も早く戻してください。わたしは誘拐の犠牲者を、すべての人の母である至聖なるマリアの母としての保護にゆだねます」 ――教皇ベネディクト十六世 (2007年6月17日 「お告げの祈り」のことば) |
写真: 植松 康祐 |