2009年12月の意向
 待降節、そして主のご降誕です。「世界エイズデー」で始まる12月の毎日を、病気に苦しむすべての人のためにささげて祈りながら過ごしてまいりましょう。
 世の中のひずみによって、また、社会の悪によって、弱き者たちが犠牲を強いられることがあってはなりません。病気の人、高齢の人、そして子どもを最優先にして、支え合いながらともに生きる社会を築いてまいりましょう。最も弱き者として神から遣わされた希望の光、幼な子、イエス・キリストの誕生を待ち望み、そして祝う中で、弱き者の息づかいを敏感に感じ取って、希望の年2010年を迎えましょう。


一般: 子どもに対する尊敬
 子どもたちが尊敬を受け、愛されて、いかなる搾取も受けることがないように

宣教: 世の光であるキリスト
 クリスマスの季節に、地球上のあらゆる国の民が、すべての人を照らす光として世に来られたみ言葉に気づき、世の救い主であるキリストに心の扉を開くように

日本の教会: エイズ患者への奉仕
 エイズ患者への奉仕が推進されるように

「12月1日に世界エイズデーが行われます。わたしはこの恐ろしい病気に苦しむすべての人と、そのご家族、特に親族を亡くしたかたがたに霊的に寄り添います。私はこれらすべての人のために祈ることを約束します。さらにわたしはすべての善意の人にお願いしたいと思います。HIVウィルスの蔓延を止め、HIVウィルスに感染した人にしばしば向けられる偏見と戦い、エイズ患者、特にまだ子どもの患者の世話を行うよう、いっそう努力してください」
――教皇ベネディクト十六世 (2007年11月28日 一般謁見)
写真: 植松 康祐