2010年2月の意向 |
日本の教会は、「重病の人のために祈る」ように勧めています。病気を治したり、痛みや苦しみを取り除いたりする行為は医療の役割ですが、私たちキリスト者は、「神の力に支えられて」救われるようにと願い、そのために奉仕することが大切なのではないでしょうか。病の床にある人が、神との交わりを深め、心穏やかに過ごすことができるように、日々の自分の行いをささげてまいりましょう。そして、世界病者の日に際しては、教皇メッセージを心にとめて、世界の教会と心を合わせて祈りましょう。 そして、灰の水曜日にカリタスジャパンから届けられる「つなぐ2010―四旬節をよりよく過ごすために」を手にして祈りながら、日々を過ごしてまいりましょう。 一般: 識者による誠意ある研究 識者、知識人と言われる人びとが、真理の探究のために行う誠意ある研究によって、唯一の神を理解することができますように。 宣教: 宣教のアイデンティティ 教会が、それぞれの宣教のアイデンティティに気づき、キリストに従って誠実に歩み、主の福音をすべての人に告げ知らせることができますように。 日本の教会: 重病の人のために祈る 重病の人が神の力に支えられますように。 「すべての病者、とくに重病の人々のために祈りたいと思います。彼らは自分のことをどうすることもできず、他の人の介護に全面的に頼るしかありません。どうかわたしたち皆が、寄り添ってくれる人の配慮のうちに、神の愛の力と、わたしたちを救う神の豊かな恵みを味わうことができますように。病人の回復であるマリアよ、わたしたちのために祈ってください。」 ――教皇ベネディクト十六世 (2009年2月8日 「お告げの祈り」のことば) |
写真: 高橋 博 |