2010年10月の意向 |
教皇は「キリストを告げ知らせることがもっとも必要な奉仕である」とし、今月24日の「世界宣教の日」を心におきながら日々をささげることを勧めています。 宣教の使命は、私たち一人ひとりに与えられています。自分自身のキリストとの出会いを、あるがままに身近な人々に伝える姿は、弟子たち、そして使徒たちの共同体の姿です。私たちもその姿に倣って暮らせるように、心がけてまいりましょう。 教皇は、世界の人々が心を合わせてカトリック大学のために祈りをささげるように、私たちにその望みを託しています。理性が信仰によって守られ、神の望みのうちに科学が発展し、知恵に満ちた将来が描き出されるように、共に祈りましょう。 一般: カトリック大学 カトリック大学が、神の言葉に照らされて、信仰と理性の間の調和のとれた一致を経験できる場となることができますように。 宣教: 世界宣教の日 世界宣教の日が、人類のために呼び集められた教会にとって、キリストを告げ知らせることが最も必要な奉仕であると、理解する機会となりますように。 日本の教会: 聖性への招きにこたえる すべての人が聖性への招きにこたえることができますように。 「聖性とは贅沢品でも、少数者のための特権でも、普通の人間には不可能な目的でもありません。実際、聖性は、神の子となるよう招かれたすべての人が目指す共通の目的です。それは、洗礼を受けたすべての人の普遍的な召命なのです。・・・・かならずしも特別なカリスマをもつ人が偉大な聖人であるわけではありません。多くの聖人の名は神にのみ知られています。聖人は地上において、見かけの上ではごく普通の生活を送るからです。そして、神がいつも望まれるのは、まさにこのような『普通の』聖人なのです。・・・・それゆえ、わたしたちも、聖性の超自然的な魅力に引き寄せられようではありませんか。」 ――教皇ベネディクト十六世 (2008年8月20日 一般謁見) |
写真: 高橋 博 |