2011年3月の意向 |
9日の「灰の水曜日」から四旬節に入ります。今年もカリタスジャパンから「つなぐ2011―四旬節をよりよく過ごすために」が届けられます。日本の教会の意向にもあるように、すべてのキリスト者が愛のわざに励むことができるように、その小冊子を活用しながら、祈りの日々を過ごしてまいりましょう。 教皇の意向で示されたラテン・アメリカは、日本から見て地球の反対側に位置し、カトリック人口の多い地域です。また、貧富の差が激しく、暴力を伴う犯罪や不正がたびたび報道されています。福音の指し示す道を歩む人々が、迫害や差別を乗り越えて、この地に正義と平和をもたらすことができるように、心を合わせて祈りましょう。 一般: ラテン・アメリカの正義と平和 ラテン・アメリカの国々が、福音の指し示す道を忠実に歩み、正義と平和を前進させることができますように。 宣教: 福音のために迫害され差別されている人々 世界のさまざまな地域で、福音のために迫害され差別されている人々が、聖霊の光に照らされて、力づけられますように。 日本の教会: 四旬節の愛のわざに励む 日本のキリスト者が四旬節の愛のわざに励むことができますように。 「すべての家族とキリスト教共同体が、神と隣人への愛へ向かいながら、心を惑わすあらゆるものを退け、霊魂を強めつつ成長するように望みます。四旬節というこの季節を、彼らがそのために大いに生かすことができますように。わたしがとくに考えているのは、霊的読書(レクチオ・ディヴィナ)という祈りに励むこと、ゆるしの秘跡にあずかること、そして感謝の祭儀、とりわけ主日のミサに積極的に参加することです。このような心構えをもって、四旬節の償いの精神にあずかりましょう。わたしたちの心を罪への隷属から解放し、とこしえの『神の住まい』とするために、喜びの源であるおとめマリアがともにいて助けてくださいますように。そして、すべての信者とキリスト教共同体の皆様が、実りある四旬節の旅路を確かに歩むことができるように祈ります。」 ――教皇ベネディクト十六世 (2008年12月11日 四旬節メッセージ) |
写真: 岸 秀雄 |