2011年7月の意向 |
日本では1862年に日本26聖人殉教者が、1987年には16人の殉教者(聖トマス西と15殉教者)が聖人の列に加えられました。また1867年には、17世紀初めに日本各地で弾圧を受けながらも自らの信仰を貫いて殉教した数限りないキリスト者を代表する形で205人が列福され(日本205福者殉教者)、そして記憶にも新しいことですが、2008年11月にはペトロ岐部司祭と187殉教者が列福されました。主の道をひたすら歩んだ聖なる日本の殉教者にならって、毎日をささげてまいりましょう。 今月の教皇の意向は、エイズと宣教師です。特にアフリカの地でエイズで苦しむ人々とともに生き、神のいつくしみと愛を伝えている宣教師たちに思いを致し、小さくされた人々の中にイエスがいつもともにいてくださるように、心を合わせて祈りましょう。 一般: エイズで苦しんでいる人 貧しさの中にあって、エイズの病によって肉体的にも精神的にも苦しめられているすべての人に、キリストの安らぎとなぐさめが注がれますように。 宣教: 宣教に派遣されている者の証し 宣教に派遣されている司祭、修道者、奉献生活者が、福音の喜びを証しし、キリストの愛のしるしとなって、生きることができますように。 日本の教会: 日本の殉教者のために 高山右近の列福と福者ペトロ岐部と187殉教者の列聖が早く実現しますように。 「殉教者の取り次ぎによって祈ります。現代に生きるわたしたちが、どのような困難なときにも聖霊の助けに信頼し、キリストに従い、あなたへの道をひたすら歩むことができますように。また殉教者のあかしが、世界に生きるすべての人の希望となるよう、ペトロ岐部と187殉教者を、一日も早く聖人の列に加えてください。」 ――日本カトリック司教協議会 列聖列福特別委員会 (福者ペトロ岐部と187殉教者の取り次ぎを願い、その列聖を求める祈り) |
写真: 岸 秀雄 |