2011年8月  1.ワールドユースデーに集う若者
 ワールドユースデー大会が8月16日から21日にマドリードで開催されます。全世界の教会がこの大会に参加するよう招かれています。イエス・キリストへの信仰をともにしている若者ばかりでなく、特に、迷ったり、ためらったりしている若者、キリストを信じない若者、すべての若者が呼びかけられています。主イエスが呼びかけています。「わたしについて来なさい」とシモンとアンデレを、またゼベダイの子ヤコブとヨハネをも呼ばれたように。彼らはイエスの後について行きました。今、イエスに呼びかけられたように感じながら、多くの人々、若者がマドリードに向かってイエスについて行くことを決心しながら旅を始めています。
このワールドユースデー大会に、言葉の違う多くの人々が集まってきます。いろいろな出会いがあり、いろいろな話がなされることでしょう。食事のことや、日常生活を語らうこともできるでしょう。イエス自身は、旅に疲れて井戸端に座っていた時、井戸に水をくみに来たサマリアの女性に「水を飲ませてください」と声をかけています。ユダヤ人はサマリア人とは交際しないとされていたにもかかわらず言葉をかけています。イエスは水を望みながら、サマリアの女性に、ご自分が与える水は「その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」と話されます。出会う人に声をかけ、対話することを通してそれぞれが自分の深い思いに達し、心のもっとも奥深くにおられる神を見いだすまでに至るようにと、祈り願いましょう。