2011年10月の意向
 仏陀とイエスが、大都会東京のアパートで一緒に暮らすという設定のコミックが若い人の人気を博していますが、キリスト教徒が約4%で、そのうちのカトリック信徒が全体の0.4%にも満たない日本では、少数者(マイノリティ)であるキリスト者にとって、仏教あるいは神道を心の支えとして生活している方々との交わりはとても大切なことです。そして、その方々とともに、死に直面している人の助けとなることができれば、相互の理解も深まるでしょう。さらに、ともに働く中で、互いに神との出会いについて分かち合う機会があれば、一人ひとりに与えられた宣教の使命をも果たすことができるのでしょう。
 宗教の枠を越えて、世界の人類共同体のために、日々をささげる一カ月といたしましょう。


一般: 終末の床にある人々への支え
 終末医療の床にある人々が、神への信仰と兄弟姉妹の愛に支えられて、最期の時を迎えることができますように。

宣教: 世界宣教の日
 世界宣教の日にあたり、神の民のうちに福音宣教の想いが湧きあがり、祈りと経済的支援で貧しい教会を支える使命を、喜んで引き受ける力が生まれますように。

日本の教会: 諸宗教対話の推進
 現代の宗教者同士の対話が推進されますように。

「仏教徒の皆様。皆様との親近感を新たにしながら、この時期にますます明らかになってきたことがあります。それは、わたしたちがともに、それぞれの霊的伝統に忠実に従いながら、自国の共同体の福祉のためだけでなく、世界の人類共同体にも役立ちうるということです。わたしたちは、わたしたちすべての前に置かれた問題を痛切に感じています。この問題は、さまざまな形でいっそう拡大しつつある貧困の現象、また、物質的な富の飽くなき追求と、消費主義の暗い側面の広がりに代表されます。」
――ジャン=ルイ・トーラン教皇庁諸宗教対話評議会議長 (2009年4月3日 2009年灌仏会に際しての仏教徒へのメッセージ)
写真: 岸 秀雄