2011年11月 1.アフリカの人々に思いを寄せて |
![]() アフリカの地は、長い植民地支配を受け、多くの資源が持ち去られました。そして制度上の植民地支配が終わりを告げた今日でもなお、その価値観をひきずっているさまざまな資本によって公平性の欠いた搾取がなされています。 アフリカの人々はそのような状況の中で貧しさと争いの苦しみの中に置かれています。第二回アフリカ特別シノドスで宣言しているように、進むべき道は「相互の尊重」です。キリストの示された互いに対する愛を歩みの根本的な土台とし、互いのいのちを尊重し、自己と他者の生活の向上を同じように望み、分かち合い与え合うことによって、初めてこの暗闇から一歩を踏み出していくことができます。 私たちがキリストの愛に倣っていく聖霊の促しに従い、自己と自国のエゴを超え、アフリカに生きる人々の苦しみに共感しながら、光に向かって一歩を踏み出していくことができるよう、恵みを乞い願いたいと思います。 |