2012年3月  4.観想修道院の支援
 日本にも、観想生活を送っている方がいます。トラピスト会、カルメル会、クララ会等の観想修道院があります。修道士、修道女たちが、祈ることができない人びと、祈ることを知らない人びとのためにも、祈ってくださっているのです。私たち信仰生活を送っている者でも、生ぬるくて祈りが足りないこともありますし、キリストに出会っていない人は祈りの心が何であるかわからないこともあります。観想生活者であるこの方々は、私たちの足りないことも補ってくださっています。そして、彼らの祈りのゆえに、日本の教会、日本の国民のために天からの恵みが、豊かに注がれています。この方々の生活を支えることは、教会のためにも国のためにもとても大切なことです。
 私たち一人ひとりは、どうすればよいのでしょうか。
 まず、彼らには、私たちのために、私たちの周り者のために、祈っていただくための具体的な問題や出来事を書いて修道院に送り、祈りを願うことなのです。そのような手紙は、彼らの祈りのために、とても大きな助けになるのです。そして、そのことに対して、熱心に祈りをささげてくださるのです。
 次に、この祈りのありがたさを伝えることです。祈りと働きを統合させて彼らが修道院で製造している、たとえばクッキーなどを注文し、買うことで、彼らの経済的な助けとなることです。修道院の作られたお菓子は、それが祈りのうちに修道者によって作られたものですから、私たちにとっては恵みに満ちています。
 そして、修道院のお祝いの際には、寄付をしてはどうでしょうか。彼らの生活は非常に簡素なものです。そして私たちの経済的な手助けによって、特に年とった方や病床にある方の世話が、よくできるようになることも、私たちからの祈りに対するお礼とすることが、できるのではないでしょうか。