2012年7月 3.失業した人を支えるには |
![]() イエスは、さまよって集まってくるその人々を見て、今もなお、深くあわれみ、心を痛めています。私たちは、家族を養い、まわりの人々を支えるために、肉体と知恵とをいただいています。その力を仕事につぎ込んで、報酬を得て、子どもの教育も家族の医療も充実させることができるのです。その力が与えられているのに、仕事がないので、生かすことができないのです。 イエスは、それを見て心を痛めています。若いのに、自分の家と国から出て、豊かな国に行って働いて家族を支えようとする人も少なくありません。しかしながら簡単に仕事が見つからなくて、お金のために自分の意に反した仕事につくこともあります。 この失業問題は、簡単に解決することはできないでしょう。しかしながら、悩み苦しんでいる多くの人々のために祈るだけではなく、イエスと同じ目と心を持って、できる限り支えるようにしなければならないでしょう。 私たちは、仕事が見つからずに苦しんでいる人々、野宿者や外国人の労働者たちを、隣人として支えたいものです。イエスと同じように感じ、行うことは、祈る者に求められている大切な姿勢なのです。 |