2012年9月  1.政治にかかわることも神の望み
 8月15日に今年で67回目の日本の終戦記念日を迎えました。各地で240万人あまりの犠牲者を追悼しながら、平和を願う行事が行われました。平和を願うことは、政治にたずさわる人々のために祈ることであり、また、何よりも大切なことでしょう。
 聖パウロはテモテに「願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです。これは、わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり、喜ばれることです。神はすべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。」(一テモテ2・1-4)と勧められました。神から授けられた権威を行使することによって「皇帝のものは皇帝に」、「神のものは神に」返すように、そして、すべての人は「神の国」が到来するために祈ると同時に、自国の政治体制へ関心を抱き、政治活動へかかわることも必要です。
 すべての人が、安定した政治が行われる社会の中で、救われる真理を知るために、「規則ある政治を」「努力ある繁栄を」「道徳ある享受を」「人道ある科学を」「犠牲ある信仰を」持ち続けていくことができますように祈りましょう。一人でも多くの者が、政治体制を見極め、積極的に自分の意志を表示し、選挙活動を通して真理を証し、神の栄光を表すように努めましょう。