2012年11月  5.新しい福音宣教――シノドスの実り
 2012年10月7日から28日まで、第13回シノドス(世界代表司教会議)が「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」をテーマとして開催されました。そして、「最終メッセージ」「メッセ−ジの要約」と「提言」が発表されました。日本の司教協議会は、すぐに三つの文書を翻訳して、ウェブ・サイトで発表しています。

 メッセージ / 要約 / 提言

 要約には、「新しい福音宣教にとってとくに重要な、信仰生活の二つの表現を示します。すなわち、観想(沈黙は神のことばをいっそう受け入れることができるようにします)と、貧しい人への奉仕です(貧しい人の顔の上にキリストが見いだされるからです)。」と記されています。
 11月の日本の教会の意向は、「日本における福音宣教の推進」でした。シノドスは、まだキリストを知らない人びとに、神の愛である福音、すなわち、「よきおとずれ」を伝えるためには、聖書のみことばを祈りの中で観想し、その心をもって貧しい人々に奉仕することが重要だと、結論づけています。このシノドスがもたらした福音宣教への道を意識して、今週は「みことばを観想」し、自分を貧しい人びとにささげることができるように、日々過ごしてまいりましょう。