2012年12月  4.教会奉仕の恵み
 若者の教会離れということが言われています。しかし、第二バチカン公会議以降、教会における信徒の役割が強調されるようになり、実践されている教会は多いようです。教会運営、聖書朗読、聖体奉仕、教会事務、献金集め係、日曜学校、祭壇奉仕、お花、ミサ準備,侍者など。
 その中で、侍者の役割は、公会議以前よりも軽視されているように思います。以前はミサがラテン語でたてられていて、侍者は、司祭の祈りにラテン語で応える役目を持っていました。意味が分からないまま丸暗記して応えるのです。そして、男の子に限られていました。「門前の小僧」的でしたが、直接祭壇での奉仕なので、そこでは大きな祝福をいただいていました。
 侍者は、機会あるごとに、平日でも出かけて奉仕しました。それは、大きなお恵みとして、司祭召命への道につながっていました。教会での奉仕、何らかの役割を持つことは、特に若者の召命につながる道でしょう。女子の奉仕者は、シスターへの道に招かれるかもしれません。
 大学生などは、教会学校の教師に最適だと思います。子どもは、若い者を好みます。本人にも子どもにも、よいことですし、神はお喜びになります。
 このような教会奉仕は 神の国のためにもっぱら働きたいというお恵みをいただくきっかけになるのではないでしょうか。若い信徒の教会奉仕が、より活発に行われますように祈ってまいりましょう。