2013年1月の意向
 教皇は、第二バチカン公会議開会から50年を経た昨年の10月11日から本年11月24日の王であるキリストの祭日までを「信仰年」と定めています。年が明けた今、世界の教会と心を合わせて「信仰年」をふさわしく過ごすことができるようにと願い求めて、祈ってまいりましょう。
 教皇は、キリストの神秘について理解を深めるよう勧めています。カトリックの信仰と教理が誠実に体系的にまとめられた『カトリック教会のカテキズム』(カトリック中央協議会刊)をテキストとして、互いに学び合う機会を設けることを、「信仰年」の目標の一つとして掲げてみてはいかがでしょう。
 そして、今日の社会問題についても、常に一人ひとりを大切にする姿勢を忘れずに、差別や暴力の犠牲になっている方々に心を配って、祈りと犠牲の毎日を過ごしてまいりましょう。


一般: キリスト者の信仰
 信仰年を過ごすこの年、キリストの神秘についての理解を深め、主への信仰からいただく恵みを、喜びのうちにあかしすることができますように。

宣教: 中東のキリスト者
 たびたび差別を受けている中東のキリスト者の共同体が、聖霊によって揺るぎない信仰と耐え忍ぶ力をいただくことができますように。

日本の教会: 女性の尊厳
 日本社会が女性を尊重する教育に力を入れることにより、DVやセクシャルハラスメントという暴力をなくし、豊かな人間関係をはぐくむ社会の実現に向かうことができますように。
写真: 片柳 弘史 S.J.