2013年2月 1.平和の建設にかかわる教会 |
![]() 『なぜ教会は社会問題にかかわるのか』。この質問は教会の外部から投げかけられることもあります。「なぜあなたがたキリスト者たちは社会問題にかかわるのか」と人から言われることがあります。 一言で答えることができるでしょう。「教会は、かかわらずにいられないからです」。 イエスの弟子にとって、信仰の実践は言うまでもなく重要なことです。イエスは「わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたとき飲ませてくれた」と言われました。この関わり方こそ福音書で述べられる最後の審判の基準です(マタイ25・31-46)。 イエスが語った「よきサマリア人のたとえ話」が浮かんできます。不正の被害者が傷だらけになって横たわっています。そのそばを通った宗教者は、見て見ないふりをして通り過ぎましたが、よきサマリア人はとそこに留まり、はらわたを突き動かされて、慈しみを表しました。「あなたも同じようにしなさい、隣人になってください」とイエスは言われます。この慈しみこそ社会問題にかかわるときの基本姿勢です。平和の建設に関わる基本姿勢を確認しながら、この一週間の祈りをささげてまいりましょう。 |